・最近の曲は喋りに近い(speechiness)
作成した分類木を図3に示す。
図3 - 喋りっぽさと年代の関係
これを見ると、たしかに最近の曲の方がspeechinessの値が大きいことがわかる。
体感としても歌詞の量が増えたように感じる。
その一方で四分位範囲も大きくなっており、幅広いジャンルが受け入れられているようにも思う。
・最近の曲はダンスミュージックに近い(danceability)
作成した分類木を図4に示す。
図4 - ダンスミュージックと年代の関係
最近の曲の方がダンスミュージックっぽいとはあまり言えなさそうである。
1974~1998年までは上昇しているがここから値が下がっているので、この付近でブームが起きたと思われる。
調べるとこの頃に電子音楽が普及したらしく、小室哲哉プロデュースの楽曲やEDMなどが流行したらしい。
・昔の曲はアコースティック感がありそう(acousticness)
作成した分類木を図5に示す。
図5 - アコースティックと年代の関係
昔の曲の方がアコースティックぽさが強く出ている。
1991~2006年と2006~2022年で中央値も平均値もあまり変化しておらず、安定している。
・昔の曲はインストっぽさそう(instrumentalness)
作成した分類木を図6に示す。
図6 - インストと年代の関係
時が経つにつれてインストっぽさは無くなっていくが、1991~1998年だけ範囲は大きいものの値が高い。
しかし、これもすぐに戻ってしまう。
これもダンスミュージックと同じようにブームが起きたためだと思われる。