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摂取したもの一覧【2023/04】
この記事はネタバレを含みます。

Fight Club/デイビッド・フィンチャー
殴り合うことで生を実感し、そのムーブメントは広まっていくが、段々暴徒化し…というあらすじの映画。
主人公は、ブランド品を好むような消費社会に生きる一般的な男性。
この主人公が、ある男と出会うことで思想が少しずつ変わっていくものの、その先の思想にも疑問を抱き始める、という点で現実の社会の潮流を上手く表しているようでとても考えさせられるものがあった。
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告白/中島哲也
娘への殺人を事故死と処理された教師が、最後のHRで生徒に殺されたことを告白し、復讐を始めていく、というストーリーの映画。
事件を多方面から見ていく、という点で朝井リョウっぽい。
青春特有の陰湿さを上手く表しており、「リリイ・シュシュのすべて」が好きならおすすめ。
R-15指定されているのでグロいのに耐性はあった方がいいが、それよりももっと根本的な部分でダメージを受ける。
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空飛ぶタイヤ/本木克英
事故の原因が自動車会社のリコール隠しだと確信し、財閥に立ち向かう映画。
原作が池井戸潤なので、雰囲気は想像しやすいと思う。
基となる実話は知っていたので気になっていたが、あまり書かれない感情の部分を克明に表していて面白かった。
https://www.netflix.com/title/81039549open_in_new

僕の好きな人が、よく眠れますように/中村航
久々に小説を読もうと思い、調べていたら見つけたのでkindle版を購入。
大学で研究をしている主人公は、一年限定で東京の研究室に来た彼女と恋に落ちる。
しかしその彼女には北海道に夫がいて…という話。
簡単に言ってしまえば不倫なのだが、それを感じさせないような爽やかな空気だった。
本当はちゃんと葛藤し、ちゃんと嫉妬するので爽やかではないのだが、なぜか上手く飲み込めた。
展開が気になって二時間くらいで読めたので、移動時間にもおすすめ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009GPM8NWopen_in_new

四月物語/岩井俊二
まだあどけなさの残る大学生が、東京で一人暮らしを始めるお話。
ストーリーを論理的ではなく、感覚的に味わうような雰囲気があり、昔の記憶を思い出す時のぼやけた感じに似ている。
想像の範囲が広がるため、映画には映されていない葛藤とか色々考えてしまう。
カメラワークも主人公の感情を表しているような気もする。
一時間ほどの短い映画なので、特に大学生は一回見た方がいいと思う。
期間限定で公開されていたので、そのリンクも貼っておきます。

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