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摂取したもの一覧【2023/08】
この記事はネタバレを含みます

N/A / 年森瑛
女子校に通う主人公は、教育実習生のうみちゃんと何となく付き合っていた。
ある日、主人公の友人からうみちゃんの裏アカを教えてもらうが、そこで自分がうみちゃんのマイノリティ運動に利用されていることを知る。
その時の人への優しさや気遣いに違和感を覚えるようになっていく、という話。
LGBTやコロナなど最近の話題がテーマにあり、親近感が湧く人も多いと思う。
ただ、もっと本質的なところは心の内が分からない他人との関わりにあるので、対人関係が苦手な人には特におすすめ。

新聞記者/藤井道人
FAXで送られた謎の文書を追求していく新聞記者と、政府の改竄を疑問視する官僚は、調査するうちにより深い闇に足を踏み入れていき…という映画。
フィクションという立ち位置ではあるが、ナショナリズムや正義とは何かを問いかけていた。
特に最後のシーンは解釈が分かれるような気もするが、それも含めて面白い。
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ゴッド・ファーザー/フランシス・フォード・コッポラ
よく信頼されたマフィアのボスが、依頼を断ったことをきっかけにマフィア紛争へと発展し、ついにボスの命まで狙われてしまう…という映画。
敵には冷酷である一方、ファミリーや仲間には信頼関係を築き上げ、金ではない関係を持っていた。
その精神は子供へ受け継がれていくが、ファミリーを守るためにファミリーが壊れていく様は、正義とは何かをよく考えさせられる。
50年以上前の映画だが、その古めかしい雰囲気がいい味を出している。
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書を捨てよ町へ出よう/寺山修司
この映画全体としてのストーリーはそこまではっきりしておらず、不条理な映像がただ流れるだけである。
ある青年の行き先のない怒りや鬱憤を、1971年という時代も相まって陰鬱に描かれている。
ただ、最初と最後はいわゆるメタい部分があり、そこに映画を作った意図が見いだせると思う。
普通の映画だと思って見るとあまりに不可解で失望すると思うが、この映画の楽しみ方はそういうところではないのだと思う。
ただ映像表現的には結構好き。
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