AKIRA/大友克洋
主人公の金田と共に暴走族をしている鉄雄は、ある時目の前に子供が現れ、バイク事故を起こした。しかし、これをきっかけに力を持つようになり、それまで金田に対して抱いていたコンプレックスを晴らそうとし、次第にネオ東京を巻き込んでいく…という映画。
不良の友情やコンプレックスが中心だが、世界観やそのシステムが絡まっていき、単純だけど複雑なストーリーになっている。
2001年宇宙の旅っぽいSFさがあっていい。
https://www.netflix.com/title/60021103
パプリカ/今敏
他人と夢を共有できる機械を盗まれ、ついには夢が現実までも飲み込んでしまう話。少しずつ夢と現実の境が曖昧になっていく様は圧巻で、夢を見る感覚を気持ち悪いほど正確に視覚化していてよかった。
あと平沢進の曲のサイバー感がマッチしていた。
https://www.netflix.com/browse?jbv=70065105
リリイ・シュシュのすべて/岩井俊二
友人だった優等生が沖縄旅行を機に暴力的になり、やるせなさを感じるようになる。そこで「リリイ・シュシュ」というアーティストのファンが集う掲示板に出会い、ネットの世界に居場所を求めるが・・・という映画。自分だけの領域を求めながら、それを共感してもらいたい感情が、他のいざこざと混ざってここまで昇華するんだ、と思った。
この映画は4年くらい前に何かで見たが、その時の衝撃を思い出した。
四月物語同様に映像も美しく、終わらないでほしい世界だった。
期間限定公開だけど一応載せておく。
ネタバレを含みます