以下は2020/12/06に投稿したものです。
塾の帰り道、街頭も少ない住宅街を自転車で走っていると一際目立つ光が目に入ってきた。
心の底から溢れる欲望の線をなぞる様にまいばすけっとに寄った。
モンスターエナジー(190円)とTVGE塩だけポテチ(78円)をレジに持って行った。
こんな時間なのにレジの店員は元気そうに接客していた。
場所が場所なので需要はあまりなさそうであり、深夜帯の割には従業員の負担は少なさそうだと思った。
家に帰り、事を済まる。
醜怪のレッテルを貼られたモンスター(ノーマル)の蓋を開けるといつもの少し鼻を刺激するような臭いを感じる。
少し親指に液体が付く。
少し不快感を覚える。
実際に喉に流してみると二酸化炭素の刺激が直接神経に響く。
歯は溶け、寿命は縮む味がする。
しかし、醜怪は言い過ぎなのではと少し反省をした。
体が慣れてしまったという自責の念。
お口直しにポテチを開ける。
わずか0.5ｇの塩分が口の中に広がっていく。
その簡単な味付けは決して裏切ることなく、カタルシスを感じた。