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この記事はネタバレを含みます。

まえがき
さっき2月編をまとめて書いたのだが、何か摂取するごとに書かないと記憶がどんどん薄れていくと思い、まだ3月も前半だが今のうちにできるだけ書いておく。
だから内容は全く確定しない。

モーゼスさんのケバブ
早速本でも映画でもないのだが、友人と秋葉原に行ったときに小腹を満たしたケバブ屋。
とは言ってもほぼ屋台みたいな感じなので、外で食べるのは少し寒かった。
ただ、ちょうどケバブにハマって色んな店に行っていたのでそういう意味では丁度良かった。

店員はまだ日本語練習中らしく注文に時間がかかり、昔行った台湾を思い出す。
700円でケバブラップを買った。
少し高いと思ったがまあまあ美味しく、量も見た目の割にあったので満足。
外の椅子で食べてる時に、店員が前の道を歩いていた小学生に手招きしていた。
学生という理由で安くしていたが、それなら自分も安くするべきだと抗議しようと思ったがなんとか留まった。

コロンビア(コーヒー豆)
初任給で家族になにかプレゼントしようと思い、KALDIで買った。
豆を挽く機械は家にあるので、これを機に違いが分かればいいと思った。
実際飲んでみるとインスタントとは明らかに違う。
ただ、家にあるもう一種類のコーヒー豆とは何が違うのか分からなかったので道のりは長い。

ネット右翼になった父/鈴木大介
コーヒー豆を買った時に書店にも寄り、そこで買った本。
別に父がネット右翼という訳ではないが、タイトルは前から聞いていたので少し気になっていた。
読み始める前は、いかに陰謀論に染まったかという話かと思っていたが、そうではないことがわかる。
筆者の体験談からネット右翼自体の定義づけをし、もう一回具体例に戻るという構成でこの本は出来ている。
最初のイメージとは違うが、ドキュメンタリーにも近い感じで面白かった。

鮨市郎
昼休憩に社長の奢りで食べた寿司屋。
画面越しでしか見ないような回らない寿司屋が本当に存在するんだと思い、背すじが伸びる。
ちゃんと板の上に10貫載っており、特に軍艦の上にエビを大量に乗せたものが美味しかった。
鉄火巻きやデザートのプリンを崩したようなものも美味しく、本当に満足。
ただ、食べログだと3.3なので、評価厳しすぎると思う。

暇と退屈の倫理学/國分功一郎
前からタイトルだけは何回か聞いたことがあったが、「東大京大で一番売れた本」というポップのせいで毛嫌いしていた。
ただ、読んでみると、テーマが生活の結構身近なところにある項目なので、どうして今まで考察しなかったんだろうというくらい文章に対してある種の親近感が湧いた。
哲学系の本は大体哲学者やその関係性のある数人くらいしか登場しない(と勝手に思っている)が、この本は「暇」と「退屈」に焦点を合わせているだけでなく、哲学者から注目を敢えてそらしているように感じる。
だからこそ、よりテーマに集中することができ、極めて理論的で読みやすかった。

ファスト教養/レジー
最近のYouTubeとかで「教養」にフォーカスするような動画がよくでてくることに対する懐疑があったので丁度いいと思い購入。
内容としては、現代の社会人に必要とされる「教養」というものがいかにして出来上がり、それに追われるようになったか、という流れを時代背景と共に考察する感じ。
NHKの「世界サブカルチャー史」をより実感の持てる距離で見ているようで面白かった。

日本で一番悪い奴ら/白石和彌
実際に起きた、警察の汚職事件を基にした映画。
一体どこまでがノンフィクションなのかはわからないし、一部でも本当にあった話なのかも迷うほど壮絶な事件だと思う。
それぞれがそれぞれなりに十字架を背負っているが、そもそもこの矛盾を孕むようなシステムがおかしいような気がする。
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