ロゴ
摂取したもの一覧【2023/05】
この記事はネタバレを含みます。

独裁体制から民主主義へ/ジーン・シャープ
ちょっとだけ見た100分de名著で紹介されていたので買ってみた。
これまでに起こった革命から、いかにして独裁体制を打倒すべきかを考える一冊。
決して民主主義国家の樹立は夢物語ではないが、しかし理想主義的で生半可な覚悟では達成されないということを強く主張する、まさに主導者のための教科書である。
実際に著者が指導したユーゴスラビアのグループが独裁体制を退陣させたらしい。
https://www.amazon.co.jp/dp/4480094768open_in_new

サンクチュアリ-聖域-/江口カン
Netflixで配信されている相撲ドラマ。
よくあるような成長ストーリーだが、相撲という特殊な環境や雰囲気が相まって新鮮に感じる。
特にこの戦闘(?)シーンの迫力は他のスポーツでは表せないと思う。
また、それぞれがバックグラウンドを持つため、単に体と体のぶつかり合いではなく、それぞれの想いが全て土俵上でぶつかっていて、見てるこっちまで常に緊張していた。
https://www.netflix.com/browse?jbv=81144910open_in_new

アメリカン・スナイパー/クリントイーストウッド
米軍伝説のスナイパーを描いた映画。
単純に米軍のプロパガンダとしてではなく、もっと重い感情を引き出させてくれて個人的には好みだった。
そういう意味では、最後の20分がファイトクラブを彷彿とさせるようで一番面白い。
砂嵐のシーンであえて処理落ちさせているのだとしたら、凄いアイデアだと思う(おま環だったら申し訳ない)。
https://www.netflix.com/search?q=%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC&jbv=80013871open_in_new

若きウェルテルの悩み/ゲーテ
ウェルテルは舞踏会で出会ったある女性に恋をするが、その人には婚約者がいた。
これに酷く苦悩する様子を友人宛ての手紙形式で追っていく小説。
18世紀のものなので時代背景が異なるのは難しいが、「失恋」という普遍のテーマを扱っているため、むしろ現代の方が合っているような気がする。
ウェルテル効果(自殺のニュースに影響されて後追いが出てくること)の語源であり、たしかに当時の人のショックは大きいものだと思う。
ナポレオンの愛読書らしい。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RF1QE1Gopen_in_new

ハンター ポテトチップス 黒トリュフ風味
駅に紀ノ国屋があり、てっきり「構内に書店があるんだー」と思い入店。
しかしそれは紀伊國屋書店であり、全くの別物らしい。
紀ノ国屋の方は成城石井とかKALDIの雰囲気で、どうやら物価まで輸入しているらしい。
それでもあまり見ない商品が多いため、見て回るだけでも面白かった。
その中から買ったのがトリュフ風味のポテチである。
40gと少ない割にまあまあの値段はするので迷ったが、せっかくなので買った。
トリュフを食べたことがないのでこれがトリュフってやつかと思った。
焦げたような味かと思ったら塩が脳天を突き破り、視界がぼやける。
あくまで珍味なのでそれは考慮すべきことだと思った。

ユーグローブ ココナッツミルクドリンク
トリュフポテチと同時に買った飲み物。
店内おススメらしいが、まず飲み口が狭い。
そのせいでナタデココも少し飲みづらい。
ただ、味はそこまで悪くないので、ただ形状の問題。

JR上野駅公園口/柳美里
出稼ぎのために上野駅に上京してきた主人公の様々な人と出会い、時には不幸にも見舞われる、何とも言えない閉塞感に包まれた小説。
天皇と同じ日に産まれたことから、よく天皇の軸に合わせて物語が展開していく様がとても面白い。
主人公と同じく居場所を失った人々がリアルに描かれている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XBTLJ16open_in_new

浅草キッド/劇団ひとり
ビートたけしが弟子入りしてからテレビに出るまでを描いた映画。
原作は実話なのである程度のストーリーは知っていたが、それでも映画として見ると一際違っていて面白い。
最後のフランス座を歩くビートたけしの背中の演出がとてもいい。
https://www.netflix.com/browse?jbv=81317135open_in_new

タクシードライバー/マーティン・スコセッシ
世界サブカルチャー史でやっていたので。
タクシー運転手を務める主人公は、慢性的に孤独や閉塞感を抱いていた。
しかし、ある女性との出会いから、少しづつ生きる目的を見出し、やがて狂気へと変わる。そんな映画。
元々精神病チックな性格に加えて一人のシーンだと口数も少ないため、何を考えているのかあまりわからない。
だからこそ、何をするかわからないというソワソワした感情があった。
1976年の映画というのを念頭に置いた方がいいと思うが、時代の味と言うべきものが滲み出ていていい。
https://www.netflix.com/title/18907685open_in_new

戦場のメリークリスマス/大島渚
ジャワ島の捕虜収容所で、日本軍と捕虜の交流から、不思議な繋がりができる映画。
あまり戦争映画を見ないが、戦闘シーンはないため、少し異質な感じがする。
日本と欧米の価値観や文化の違いからいざこざが発展していくが、互いに何とか理解をしようとしている、教科書上の国家同士の話ではない部分がとても面白かった。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07C67FKCX/ref=atv_dp_atf_prime_sd_mv_resume_t1ADAAAAAA0wr0?autoplay=1&t=0open_in_new

共有